
日本を代表する繊維産地・今治で、一切の妥協なく作り上げた完全オリジナルのテキスタイル。
服として纏うことを前提に、通常よりも糸密度を25%以上高め、表面はベロアのように繊細なシャーリングで仕上げました。
手に触れた瞬間、極上の肌触りと美しい毛流れが広がります。
しっかりとした肉感がありながら、決して硬くならない。
設計段階から職人たちと向き合い、細部に至るまで研ぎ澄ませて完成させた、唯一無二の素材です。
MUMBAI柄は4色の糸を巧みに織り交ぜ、ミックスと単色を自在に組み合わせることで独自の色彩バランスを表現。服の一パーツを丸ごと包むほどの大胆なジャカードパターンは、FACETASMと今治だからこそ成し得た最高傑作。
インスピレーションは、LOGで出会った建築の外壁や内装に使われるカラーサンプルボードから生まれました。
LEOPARD柄は、無数の色糸で織りなす繊細なグラデーションが魅力。MUMBAI柄よりも太い糸を用い、グラデーション部分だけで10段階に分けて染色。ジャカード織でこの緻密さを実現するのは至難の業。工場との密な対話を重ね、一色ずつ微差を調整し、ようやく辿り着いた美しさです。
ヴィンテージのパイルガウンに着想を得たロングガウンコートは、今季のテーマ「優しくあれ」を体現。フロントに描かれた穏やかなカーブや、包み込むような柔らかなシルエットは、纏う人の内側にそっと寄り添うような優しさを湛えています。

ディッキーズ定番のコットン/ポリエステルツイルを使用。丈夫でハリ感の強いワーク素材ながら、製品縫製後に洗いをかけることで、ノリの効いたようなパリッとした質感をやわらげ、ほどよい風合いを引き出しています。
ジャケットは、ヴィンテージのアーカイブを集めた倉庫で出会ったフライトジャケットに着想を得て制作。25SSのモデルからさらにディテールをアップデートし、襟まで続くファスナーやダブル仕様の腰ポケットなど、細部にまでこだわりを詰め込みました。
パンツは、太さとカーブ感のあるシルエットが魅力。さまざまなワークパンツのディテールをミックスし、現代の感覚に落とし込むことで、唯一無二の存在感を放つ一本に仕上げています。

4種類の異なる表情を持つ裏毛・天竺・ワッフルを組み合わせたレイヤードフーディ。メインに使用した裏毛と天竺は、今季のテーマ「Kind Shelter」を体現する、柔らかさとドライな質感の絶妙なバランスが魅力です。そこに、希少性の高い旧式編み機で編まれた、もっちりとした質感の裏毛と、シャリ感の強いドライワッフル素材を掛け合わせ、異なる素材感が調和する一枚に仕上げました。
デザインは、フーディとロンTをミックスしたような独自のレイヤースタイル。背面から別の服を重ねたように見えるディテールが目を引きます。フードと袖のレイヤー部分は、象徴的なN字ステッチで止め合わせ、細部にまで遊び心と技術を感じさせる一着です。

オリジナル設計のネル素材を使用。伝統的なタータン柄「ブラックウォッチ」をベースに、ネイビーは軽やかな色味に、ブルーはLOGで目にした優しく明るいトーンを組み合わせました。ネル特有の重さや野暮ったさはあえて残しすぎず、表側のみ起毛加工を施し、裏面はクリアな質感に。裾や袖をロールアップしたとき、スカートの裾がふと靡いたとき、さりげなく素材感のコントラストが覗きます。
何シーズンも好評を得てきたフードシャツは、パディング仕様へと進化し、ジャケットにアップデート。裏地やファスナーとの繊細な配色、中綿の厚みなど、細部まで調整を重ね、ファスナーとボタンの二重仕様は、服を丁寧に纏う感覚を思い出させてくれます。
パンツは、定番のビッグハートパンツのシルエットを、より大胆なバギーラインへと刷新。
シャツ巻きスカートは燕尾のようなデザインで、素材の特性を最大限に活かし、パンツとのレイヤースタイルでも楽しめる仕立てに。シグネチャーアイテムであるZIPシャツは、今季はオリジナルのチェック柄で。

ざっくりとした太糸で織り上げた、ブリティッシュツイードを使用。スーパービッグサイズで仕立てた中綿入りジャケットを、最後に丸ごと洗いをかけることで、表地がギュッと縮み、生地に唯一無二の風合いと奥行きが生まれました。
肩パッドを効かせたビッグサイズのテーラードジャケットは、厚手の高級ウールと中綿が重なり、秋冬ならではの豊かな重みを纏います。一見大胆でありながら、細部に宿る繊細さが、ただのオーバーサイズでは終わらない存在感を放つ一着です。

太番手の糸で織り上げた11.5ozのルーズデニムは、太いツイル組織ならではの立体感と陰影が魅力。しっかりとした肉感がありながら、緩やかな織りと糸の柔らかさによって、肌触りや着心地は驚くほど優しく仕上がっています。汚れ感を出さず、美しいグラデーションになるよう、一点一点手作業で色落ちを再現しました。
ジャケットは、ダブルネックのレイヤードデザイン。肌側には柔らかなボアをあしらい、内側にはキルティング加工を施した中綿を仕込むことで、見た目の存在感と確かな暖かさを両立。
パンツは、定番のビッグハートデニムをベースに、今回の生地特有の落ち感を活かし、リラックス感のあるシルエットへとアップデートしました。

国内屈指の機屋で丁寧に織り上げたウールモッサを使用。モッサとは、ウールを縮絨し、起毛させ、最後に毛を刈り込むことで生まれる、ふわふわとしたスポンジのような独特の風合い。その長い工程のひとつひとつが、この生地ならではの柔らかさと奥行きを育んでいます。スタジャンの袖には重厚感のある牛革を絶妙なニュアンスで染め上げ、上質なコントラストを添えました。
定番のスタジャンは、今季はサイズ1を展開。レディースサイズではありながら、メンズがショート丈で着こなすのもおすすめの一枚です。カレッジ感漂う小さめのワッペン、そしてスタジオムンバイの作品から着想を得て組み上げたオリジナルリブが、遊び心とクラフト感をさりげなくプラス。
パンツは、バスケパンツにクラシックなパイピングを取り入れ、脇のドットボタンは表地のくるみ仕様に。やさしさや柔らかさというテーマを、細部のディテールからそっと表現しています。

それぞれ2種類の異なる生地を使用し、縫製後に丸ごと釜で製品染めを施したシリーズ。生地ごとの染まりやすさや縮みやすさの違いを巧みに計算し、微細な配色の濃淡や縫い目の縮みを生み出しています。製品染めならではの奥行きのある色味と独特の風合いが、ひとつとして同じもののない表情をつくり出します。
ジャケットは、米軍ヴィンテージのフライトジャケット「G-1」を思わせるシルエットを製品染め用に再構築。メインにコーデュロイを用い、各所に別珍(綿素材の短い毛羽立ちが生む、ほのかな光沢感のある生地)を組み込むことで、素材のコントラストを繊細に効かせました。
シャツは、起毛感のある綿ツイルとドライな質感のスラブツイルを組み合わせ、シリーズの中でも特に素材感のコントラストが際立つ一枚。前開きは比翼仕様とし、カジュアルさの中にさりげないクラシカルさを忍ばせています。
パンツは、テーパード型のビッグハートパンツ。しっかりとした肉感のモールスキンとチノ生地を組み合わせ、特に脇の縫い目部分では、異素材の縮率差を活かした縫い縮みが独自のニュアンスを生み出しています。